建物老朽化、患者減少、職員不足で…石垣・伊原間診療所9月廃止 八重山病院が石垣市に通知


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 【石垣】沖縄県立八重山病院が月2回内科医を派遣して石垣島北部地区住民を診察している伊原間診療所を9月1日で廃止することが11日、分かった。同日の石垣市議会一般質問で野底由紀子市民保健部長が砂川利勝氏への答弁で明らかにした。

 通知後に市と病院側とのやり取りはないという。中山義隆市長は「残念だ。県にさまざまな検討や代替案などを求めたい」とした。

 篠﨑裕子院長は取材に「老朽化している診療所の建て替えができないため、以前から検討してきた。ご理解いただきたい」と述べた。一次医療を担う責務が自治体にあるとの認識を示した上で、市に対して「北部地域と病院をつなぐバスを運行するなどの対応をしてほしい」と求めた。