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KBC杯高校ハンド 浦添 女子 那覇西 男子 V

女子決勝 何度も好セーブを見せた浦添GKの松岡真子=17日、ANA ARENA浦添

 昨年12月の琉球新報旗争奪準決勝と同じ顔合わせとなった女子決勝。浦添が堅守速攻で前半から連続得点し、28―20で浦添商業を退け、前回の借りを返した。「本当にうれしい。仲間を信じ、コミュニケーションが取れていた」。チームが落ち込むほどの嫌な過去を振り払いつかんだ頂点に、神谷リリー主将の笑顔が輝いた。

 先制された浦添はシュートまで持って行くも、相手GKの好セーブで4分過ぎても無得点だった。苦しい時間を打破したのはGK松岡真子だ。相手の7メートルスローを「狙っている場所が分かっていた」と止め、流れが浦添へ傾いた。
「あれが大きかった」と神谷綱史監督やチームメートが認めるファインセーブだった。

 その直後、上原まひろのチーム初得点を皮切りに3連続得点で逆転し、その後も次々と得点。守備では低めの横一線で相手にコースを限定させてミドルやロングを打たせて松岡がしっかり止め、リードを広げていった。

 後半に入ると相手のシュートが決まり始めた。4点差に詰め寄られた場面で、再び松岡が好セーブ。走り出していた上原花音へロングパスし速攻を決め流れを呼び戻した。

 次に控えるは県高校総体。エースポジションを任される上原まひろは「この勝ちは自信になった。これからもエースは私と言えるように頑張りたい」と手応えを感じたようだ。

 守備の要の松岡は「昨年は那覇西に逆転負けした。勝って全国大会に行く」と今大会不在の女王にリベンジを挑む。


 男子決勝は那覇西が、練習で取り組む個々の力を発揮し24―16で知念を下して優勝した。県内王者の興南が全国選抜大会出場を控え不在だったこともあり、與那嶺直樹監督は「優勝した感覚がない。チームも技術も途中なので満足せず、興南にどう勝つか考えたい」と喜びよりも、新たな課題を見つけた様子だった。


男子決勝 決勝でチーム最多の6得点を挙げた那覇西の金城広毅

 打倒・興南へ向け、個人の能力アップを練習のテーマに置く。決勝も「1対1で攻守する」ことを意識し臨んだ。横一戦守備で構えながらも、一人一人が相手のシューターに激しく当たり、簡単にはシュートを打たせない。打たれても「ずば抜けて運動能力が高い」(與那嶺監督)、GK・島袋翔が何度も好セーブした。

 攻撃はエース・本永昌太郎を中心に全員がゴールに向かう姿勢を見せた。中でもセンターが本職の金城広毅が左サイドでもプレーし、チーム最多の6得点と大暴れした。

 一方後半は、相手の高めの守備への変更に対応できなかった。與那嶺監督は「1試合通して徹底するスタミナがない」と反省する。

 金城は「練習の質を高めて興南との差を埋めたい」と県高校総体優勝、そして男女同時の全国舞台へ気合を入れ直した。 (屋嘉部長将)


Vサインで笑顔を見せる女子優勝の浦添

おそろいのポーズを取り、優勝を喜ぶ男子の那覇西