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上間(昭薬付)サヨナラ打 沖縄県春季高校野球第3日

 高校野球の第66回沖縄県春季大会第3日は24日、那覇市の沖縄セルラースタジアム那覇など3球場で1回戦9試合を行い、昭薬付が6―5で久米島にサヨナラ勝ちした。コザは3―0で南部工業を零封し、北山は7―1で本部を退けた。那覇工業は4―3で北中城に競り勝ち、球陽は延長十五回タイブレークの末、5―4で八重山農林を振り切った。沖縄尚学は7―1で沖縄カトリックに勝利。豊見城南は12―4で北部農林を下した。七回コールドゲームは2試合あり、八重山商工が7―0で開邦・南部農林・辺土名・真和志連合チームを下し、糸満が7―0で向陽に勝利した。

◆闘志失わず土壇場逆転呼ぶ/昭薬付


久米島―昭薬付 9回裏無死2塁、逆転の適時打を放つ昭薬付6番の上間大嗣=24日、沖縄セルラースタジアム那覇(滝畠豊美撮影)

 土壇場で2点差を追い付き、5―5とした九回裏無死二塁、昭薬付は一打サヨナラ勝ちのチャンスで捕手の上間大嗣が打席に立った。前の回でホームに突っ込んだ走者とぶつかり、膝が痛く足を曲げることができなかった。「もうバントはできない」。いい意味で開き直り、これまで打ち取られたカーブを意識しすぎることなく振った。打球は左へ運ばれ、二走が劇的な勝利のホームを踏んだ。闘志を失わなかった昭薬付の粘り勝ちだった。

 昭薬付は序盤、苦しい展開だった。四回に四死球や悪送球などで5失点し、劣勢に立たされた。しかし五回、挽回の好機が巡る。久米島先発で好投してきた吉永玲音が2四球と乱れて2死満塁。1年の上地球太は「ここで何としても」と気持ちで負けず、左前打で1点。続く田仲信聖が2点中前打で反撃態勢をつくる。

 2点差のまま迎えた九回。先頭の1年・清水喬士郎が「食らい付くだけ」と安打で出塁。四球や暴投で走者をため、「何が何でも打つ」と伊禮真琉が中前にはじき返して同点とし、上間が殊勲の一打を決めた。

 うまく気持ちを切り替え、七回まで久米島打線を抑えた先発の清水。「まさか逆転とは」とワンチャンスものにした結末を喜んだ。次の沖縄尚学戦には、「とにかく気持ちをぶつけて当たっていくしかない」(伊禮)と強気で挑戦する。
 (石井恭子)

<きのうの結果>
▽1回戦
コザ 3―0 南部工業
八重山商工 7―0 開・南農・辺・真
 (七回コールド)
北山 7―1 本部
球陽 5―4 八重山農林
 (延長十五回タイブレーク)
豊見城南 12―4 北部農林
沖縄尚学 7―1 沖縄カトリック
那覇工業 4―3 北中城
昭薬付 6―5 久米島
糸満 7―0 向陽
 (七回コールド)



<25日の試合>
▽1回戦
【北谷】9時
宮古総実―美里工業
KBC未来―名護

【セルスタ】9時
首里東―知念
首里―宮古