沖縄自動車道の割引、2年延長へ 菅官房長官が明言 期限が切れる4月以降も継続


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菅義偉官房長官

 公務のため来県した菅義偉官房長官は24日、那覇空港を視察後、記者団に対し、沖縄自動車道の特別割引について「2019年度から2年間の延長で最終調整している」と述べ、4月からも現行の割引された料金を継続する方針を明らかにした。4月以降に割引が廃止された場合、那覇―許田間が現行の1020円(普通車)から1580円になるなど各区間の料金が引き上げられることから県は県民生活や観光客、物流業界などへの影響を懸念し、国や西日本高速道路(NEXCO西日本)に割引継続を要請していた。

 沖縄自動車道に適用されている約35%の特別割引が3月末で期限を迎えることを見据え、県内の経済団体や業界団体から割引継続を求める声が上がっていた。17年3月末に割引期限が切れる際にも県の要請で2年間の延長が決定している。

 菅長官は、渋滞対策などに向け、沖縄都市モノレールの輸送力を強化するため3両化に向け予算的な支援を行うことも強調した。