【名護】沖縄県名護市は27日から、日産自動車の電気自動車(EV)「リーフ」を平日は公用車として、休日や祝祭日は一般人が利用できる「カーシェア」に活用する市カーシェア導入実証事業を始める。市の公用車不足や市内の慢性的な交通渋滞の緩和を図る。電気自動車を公用車と一般向けのカーシェアで併用するのは全国で初の試みだ。
市は日産からリーフ4台をリースしており、平日以外をカーシェアすることで、通常よりも安く借りられる。カーシェアはスマホから簡単に予約できる日産の独自のシステム「NISSAN e―シェアモビ」から利用できる。
市は26日、市役所駐車場で事業のオープニングイベントを開催し、市や日産の関係者らが参加した。渡具知武豊市長は「名護には高速バスもあり、高速艇の実証実験も行われており、カーシェアはそれらに寄与するものだ」と話した。日産自動車日本戦略企画本部の三元誠副本部長は「リーフは自動駐車や自動運転機能を備えている。多くの人に電気自動車の魅力に触れてほしい」と利用を呼び掛けた。
e―シェアモビの詳細はHPから確認できる。URLはhttps://e-sharemobi.com