【東京】岩屋毅防衛相は28日の衆院安全保障委員会で、名護市辺野古の新基地建設に伴う埋め立て反対が7割を超えた2月の県民投票の結果について、米側の高官に対し伝える考えを明らかにした。一方で「県民投票そのものを政府として評価するようなことを申し上げるのは適当ではない」として結果の捉え方には言及せず、移設を進める政府の考え方や作業の進ちょくも伝えるとした。立憲民主党の川内博史氏への答弁。
岩屋氏は近く日米の外務・防衛担当閣僚による安全保障協議委員会(2プラス2)を開きたい考えを示し「伝えるべきは伝える」と言及。県民投票結果を伝えるよう求められ「事実関係については話の中で伝えてもいいと思う」と述べた。
岩屋氏は7日の参院外交防衛委員会で、投票結果について「真摯(しんし)に受け止める」などと述べていた。