全国高校選抜大会 那覇西(ハンド女子)3位


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 高校の全国選抜選手権大会は28日、全国各地で行われ、ハンドボールでは女子の那覇西が千葉県流山市のキッコーマンアリーナで準決勝を行い、白梅学園(東京)に14―20で敗れた。新潟県の新潟市体育館であったレスリングは、125キロ級の渡口妃龍(北部農林)が3回戦に進出した。静岡県のつま恋リゾート彩の郷第1多目的広場特設会場であったアーチェリーでは、内間美蘭野(浦添商業)が女子決勝トーナメント2回戦で敗れた。

◇準決勝敗退も手応え

相手守備を交わし、力強いジャンプシュートを放つ那覇西の喜納歩菜=千葉県流山市のキッコーマンアリーナ(スポーツイベント・ハンドボール提供)

 現チームでは初の全国の舞台に挑んだ女子の那覇西は活躍する選手が日替わりで誕生する手応えある勝利を重ね、準決勝に駆け上ったが、白梅学園(東京)に14―20で敗退した。比嘉律監督は「初の全国でよく頑張った」と選手の成長をたたえた。

 九州高校選抜で準優勝した那覇西。全国では初戦の2回戦で聖和学園(宮城)を33―19で圧倒し、3回戦の高津(神奈川)戦は22―15、準々決勝の小林秀峰(宮崎)戦も29―17で快勝した。

 粒ぞろいの選手がそろう堅守の那覇西だが、高い身長と体格の良い白梅学園は手渡しパスからの素早いクロスプレーが強み。このスタイルに苦しみ、前半は8―11と差を付けられた。追い上げるために試行錯誤したが、ミスもあって逆転できなかった。

 3位に終わったが、大会の4強以上は白梅のほかに不来方(岩手)や明光学園(福岡)と上位の常連校だ。那覇西は強豪校と肩を並べる結果も残した。

 比嘉監督は「特徴の違う相手に那覇西らしいハンドはできた。特に鍛えた守備の形は間違いではなかったと実感している」と夏に向けて気持ちを切り替えた。