糸満の新魚市場 設計費7400万円 19年度・水産庁 県、20年度着工目標


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 【東京】水産庁は泊魚市場(那覇市)の糸満漁港への移転に向け、新市場の設計費(補助)として2019年度予算に7400万円を計上した。県は20年度に着工し、22年度の開場を目指している。県漁業協同組合連合会(上原亀一会長)が昨年7月の臨時総会で移転方針を賛成多数で決議した。長年停滞していた糸満移転事業が動きだす。

 「官民連携による国際クルーズ拠点」形成港湾に那覇港が追加選定されたことを受け、那覇港のクルーズバース整備に11億4千万円が新たに付いた。

 水深12メートルの岸壁やふ頭用地を整備する計画で、初年度は設計やケーソンの製作などを行う。

 国際クルーズ拠点整備関連では、平良港に52億2千万円、本部港に12億6千万円(補助)を付けた。