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8強決定 県春季高校野球第7日

 高校野球の第66回県春季大会第7日は30日、北谷公園野球場など3球場で3回戦8試合を行い、北山が延長十一回、第3シードの沖縄尚学に4―3でサヨナラ勝ちを収めた。沖縄工は八重山に4―3で九回逆転サヨナラ勝利。中部商業は4―2で宮古工に逆転勝ちした。知念は延長十三回タイブレークの末、KBC未来を6―2で退け、28年ぶりに8強入り。そのほかコールド試合は四つあり、コザは11―4で那覇工を破り、興南は8―1で西原に快勝、小禄は八回に大量得点し7―0で与勝を制した。沖縄水産は14―4で普天間を下した。



◇北山劇的 沖尚撃破 延長11回、シードに粘り勝ち


沖縄尚学―北山 11回2死一、三塁、暴投の間に勝利を決めるホームを踏む北山の金城輝星=30日、北谷公園野球場(中川大祐撮影)

 延長にもつれる好ゲームは、日没による打ち切りが迫り、周囲も暗くなり始めた。全力を尽くし合う中で迎えた十一回、沖縄尚学の暴投で北山の三走・金城輝星が本塁を踏み決着がついた。リードする展開から追い付かれ、再三のピンチを乗り切った北山ナイン。津山嘉都真監督は「良かったですよ。最後は粘り強かった」と第3シードを破った選手を頼もしそうに見詰めた。

 初回に先制されるも、直後に金城洸汰の右前打や仲村周真のスクイズで3得点し、逆転した。その後は安打は出るが「要所を締められた」(津山監督)と追加点が遠かった。

 それでも先発の金城和尋と六回から投げた金城洸がリードを守り続けたが、土壇場で追いつかれて延長へ突入した。延長からマウンドに立った新城玲緒は走者を出すも、堅守で無得点に抑えた。

 十一回の攻撃は金城輝が安打で出塁し、盗塁で得点圏へ進んだ。2死二塁で金城洸は振り逃げでチャンスをつないだ。

 三塁に進んだ金城輝は続く仲村の打席で暴投を見逃さず、本塁へ走り込み、3時間32分の熱戦に終止符を打った。

 延長戦を制すも課題も見えた。金城輝は「やっぱり打撃で打ち勝ちたい」と語れば、エースの金城洸は「自分の詰めの甘い投球が続いている。投げる時はノーヒットノーランを狙うぐらいのつもりで投げたい」と次戦へ気を引き締めた。

 (屋嘉部長将)



◇沖工、逆転サヨナラ 主将・知念 起用応え好機広げる


八重山―沖縄工 9回2死一、二塁、安打を放ち満塁の好機をつくる沖縄工の知念聖太=沖縄セルラースタジアム那覇

 3回戦の2日前の練習時、1打席勝負でランニングホームランを放ち、この日の先発入りをつかんだ沖縄工業の知念聖太。塁上では相手バッテリーを揺さぶり、打席では九回裏に好機を広げる安打を放ち、サヨナラでの逆転劇を引っ張った。2年前の秋季大会も八重山戦でサヨナラ適時打を放った。頼れる主将は「夏の県大会のシード権まであと一歩。すごくうれしい」と汗をぬぐった。

 八重山ペースの中、初先発の1年・生盛勇之介が粘投し2失点に抑えた。0―3の八回裏、好投する八重山先発の照屋竜雅のストレートやスライダーが抜け始める。先頭から連続四球に犠打や犠飛などで1点を返した。

 そして九回。失策に犠打や仲村渠弘人の安打を絡めて2死一、二塁から、知念が「無我夢中でした」と三塁強襲のヒット。これで満塁とし、次打者から3者連続で四球を選び、逆転サヨナラとなった。

 冬場の下半身強化で球速を増し、5回を2失点に抑えた生盛は「四球とかで崩れないよう、緊張した」と振り返る。シード権獲得を懸ける次の中部商業戦に向け、知念は「今は気持ちを切り替え、あとはいつも通りやるだけ」と31日の試合に備える。

 (石井恭子)

◇きのうの結果

▽3回戦
沖縄水産14―4普天間
 (八回コールド)
コザ11―4那覇工業
 (七回コールド)
北山4―3沖縄尚学
 (延長十一回)
沖縄工業4―3八重山
興南8―1西原
 (七回コールド)
知念6―2KBC未来
 (延長十三回タイブレーク)
小禄7―0与勝
 (八回コールド)
中部商業4―2宮古工業

◇31日の試合

▽準々決勝
【北谷】午前9時
中部商業―沖縄工業
北山―知念
【セルスタ】午前9時
沖縄水産―小禄
興南―コザ



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