社会

「沖縄を楽しんで」在沖米軍が宿泊制限を解除 門限時間の延長も

エリック・スミス四軍調整官

 【中部】在沖米軍トップのエリック・スミス四軍調整官が、米兵らの勤務時間外の行動を規定する「リバティー制度」を大幅に緩和していたことが2日、分かった。スミス氏は3年前から禁止されていた牧港補給地区以南での宿泊制限を解除したほか、若年層の海兵隊員らに課されていた米軍基地外での運転規制を撤廃。また、E5(軍曹級)以下の兵士の門限時間を1時間延長し、基地外へ出掛ける際に同僚を伴うことを定めた規制も緩和した。

 海兵隊広報官は本紙取材に「隊員らにより沖縄の魅力を知り、楽しんでもらうためだ」と説明した。

 施行は2月26日付。スミス氏が隊員に向けて規則の緩和を伝えるメッセージ映像を3月から、海兵隊のホームページなどで公開している。映像の中でスミス氏は「皆さんには沖縄での滞在を楽しんでもらいたい」と述べ、今後も規則を守り、責任ある行動を取るよう理解を求めている。

 E5以下の兵士の新たな門限は1時間延び、午前1時。飲酒できる時間は階級にかかわらず従来通りの午前0時まで。運転規制については、これまで基地の外を運転できる免許証の取得には、年齢や沖縄での滞在日数など一定条件が課されていたが、上官の許可を得れば海兵隊員は誰でも免許取得の申請ができるようになった。

 今後、若年層の免許申請が大幅に増える見込み。県内では米兵による飲酒運転や関連事故が多く、運転規制の緩和や宿泊制限の解除が事件・事故の誘発につながらないか懸念される。
 (当銘千絵)