県内の沖縄そば店の店主らでつくる「沖縄そば継承発展の会」(野崎真志会長)は4月9日を「唐人そばの日」にすると決めた。唐人そばは沖縄そばのルーツといわれ、最も古い記録として1902年4月9日の琉球新報に広告が掲載されていることにちなみ、その日を記念日にした。
同会は昨年4月、初めての沖縄そば屋とされている「観海楼」のメニュー「唐人そば」を約110年ぶりに再現した。昨年6月からは県内9店で唐人そばを販売し、しょうゆ味のスープが評判となり、リピート客も増えた。現在では13店で販売している。野崎会長は「唐人そばを多くの県民に広めたい」と期待を込めた。