北谷町桑江のアパートで13日に在沖米海兵隊所属の男性海軍兵と日本人女性の遺体が見つかった事件を受け、県は15日、川村裕外務省沖縄担当大使と田中利則沖縄防衛局長を呼び出して抗議した。謝花喜一郎副知事は「県民の尊い命が失われたことは大変遺憾で、激しい怒りを覚える」と述べた。米軍と日米両政府の責任で実行性のある抜本的な再発防止策を講じるよう求めた。
田中防衛局長は「こうした事件は遺憾だ。本件がなぜ発生したのかについてはよく検証する必要がある」と話した。川村大使は「極めて遺憾だ。米側に捜査への協力、綱紀粛正、再発防止を申し入れている」と述べた。
事件を巡っては発見された女性の体には抵抗したとみられる傷が確認され、県警は殺人事件とみて捜査を進めている。海軍兵が女性を殺害し、その後自殺した可能性が高まっている。【琉球新報電子版】