きょうから三日攻防 衆院沖縄3区補選 両候補、支持拡大へ


この記事を書いた人 大森 茂夫
屋良朝博氏(左)と島尻安伊子氏

 21日投開票の衆院沖縄3区補欠選挙は18日から選挙戦最終盤の三日攻防に入る。三日攻防を前にした17日、立候補しているフリージャーナリストで新人の屋良朝博氏(56)=無所属、元沖縄北方担当相で新人の島尻安伊子氏(54)=自民公認、公明、維新推薦=は大票田の沖縄市やうるま市内を中心に各地でスポット演説をこなし、支持拡大に奔走した。

 屋良氏は、沖縄市やうるま市などで遊説に繰り出した。街頭演説の合間を縫い、企業や福祉施設などへのあいさつ回りにも精を出した。同日午後に沖縄市民会館で開かれた決起集会には、共産党の志位和夫委員長も駆け付け、屋良氏の支持を呼び掛けた。三日攻防では、沖縄市とうるま市を中心に街頭演説を1日で数十本こなすほか、あいさつ回りも継続する。

 島尻氏は、沖縄市やうるま市で数十カ所でスポット演説を展開したほか、経済界の会合などにも出席し、支持を訴えた。同日昼には自民党本部から甘利明選対委員長が沖縄市の選挙事務所を訪れ、駆け付けた市町村議員らに島尻氏への支援の輪を広げるよう激励した。島尻氏は17日から遊説を強化しており、三日攻防では大票田の沖縄市やうるま市を中心に回る予定。