教育

7年連続「琉球」出題 沖縄大入試 「地域学ぶ機会に」

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 沖縄大学(盛口満学長)は一般入試の現代社会で沖縄・琉球関連の出題を続けている。この4月に入学した受験生を選抜した2019年度入試で7連続となった。仲地博前学長は3月、「地域に目を向ける人材育成をしたい。沖縄・琉球を学ぶ教育をしてほしいという高校教育に向けたメッセージだ」と話した。

 沖縄・琉球関連の問題は13年度入試から毎年一つ出題されている。19年度一般入試では、前期は琉球処分、中期は琉球分島問題について、指示された用語を用いて150文字以内で説明することを求めた。

 県外出身の受験者が不利にならないよう、例年、権利、司法制度など全国共通の内容との選択形式にしている。

 19年度入試では、県内出身者も全国共通の問題を選ぶ受験生が大半だったという。入学後の学生でも、沖縄・琉球の知識は沖縄戦や琉球王国の基本的な内容にとどまる人が多いという。

 高校では大学入試を意識して授業が設計されるため、高校の教育を変えるには大学入試を変える必要があると言われる。仲地前学長は「沖縄の若い人たちにもっと地域のことを学んでほしい。沖縄・琉球関連出題が他大学にも広がってくれたら」と願った。