南城市の魅力を再発見して 市が市勢要覧作成 自然と文化、歴史が息づく地域をPR


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64ページフルカラーの南城市市勢要覧をPRする瑞慶覧長敏市長(右)と、モデルの一人として紙面に登場している新里春加さん=2日、南城市役所

 【南城】南城市はこのほど、2018年度の市勢要覧を作成した。市外に住む南城市出身者をメインターゲットに、「進もう、あなたの原点へ」をコンセプトに、南城市の魅力を再発見できる内容に仕上げた。発刊を記念し、市外在住者を対象に先着100人に無料で送付する。受け付け締め切りは26日。1人1冊まで。

 市勢要覧は4年ごとに作成している。64ページのフルカラーで、今回は多くの市民が写真や記事で紹介され、市民の日常の風景から、南城市の雰囲気を感じ取ることができるようにした。冒頭では、東京で仕事をしている南城市出身の女性が一時帰省し、斎場御嶽や知念岬、玉城城跡などを訪れ、仕事の疲れを癒やし、本来の自分を取り戻すストーリーを紹介。南城市が「帰ることで新たな発見がある場所」であることを伝えた。

 モデルの一人として登場した琉球舞踊家の新里春加さん(38)は「発展する沖縄もいいが、自然と共に、歴史や文化を崩さず大事にしている南城市をすてきに思う。昔からあるものを大事にしている南城の魅力が伝わってほしい」とPRした。

 市勢要覧は南城市役所内や、市内の公共施設などでも配布している。市外在住者向けの無料送付キャンペーンへの申し込み、問い合わせはストリズム(電話)098(943)6462。https://form.run/@nanjo/まで。