玉城知事「イケ!ボス」宣言 私生活を楽しむ「イケてるボス」を率先 庁内放送で表明


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「気持ちの切り替えで気分が楽になることも」と職員に呼び掛ける玉城デニー知事=県庁(県人事課提供)

 沖縄県は職員の多様な働き方を応援しようと「育児の日」の19日、玉城デニー知事のビデオメッセージを庁内放送した。玉城知事は「仕事に全力で取り組むと同時に、自ら率先して私生活を楽しむイケてるボス」という意味の「イケ!ボス」宣言をした。

 2017年度から始まった取り組みで、初年度は翁長雄志前知事を皮切りに副知事や各部長による宣言メッセージを発信していた。

 玉城知事はメッセージで「オン・オフの切り替えをしている。時間があるときは映画を見たり、本を読んだりしているが日常ではなかなか時間が取りにくい」と説明。「私は小道具、小物をよく使う。机にしまってあるチョコを食べて気持ちを切り替えたり、車や上京する飛行機の中で音楽を聴いたりして軽く(気持ちの)スイッチを切り替えている」とストレスをためない工夫を披露した。その上で「ちょっとしたことで気分が楽になることがある。皆さんなりの工夫でオンオフを切り替えてみては」と呼び掛けた。

 イケ!ボス宣言で知事は(1)仕事と私生活を両立できる職場環境づくり(2)自ら「イケてるボス」の実践者としての組織の意識・風土醸成(3)多様な働き方の応援、計画的な休暇取得やノー残業の推進(4)県庁で働いて良かったと、職員が実感できる「イケてるボス」の普及―に取り組むことを表明した。