「達成感でいっぱい」知的障がいサッカー沖縄県選抜が3年ぶりに全国大会出場へ 九州予選で優勝


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九州地区ブロック予選会を制し、トロフィーを持って帰県する県選抜チーム=22日、那覇空港到着ロビー

 第19回全国障害者スポーツ大会(10月、茨城)の予選となるサッカー競技(知的)の九州地区ブロック予選会で沖縄県選抜チームが3年ぶりに優勝し全国の切符を手に入れた。22日に帰県した長堂嘉元監督らは「達成感でいっぱい」と喜びをあらわにした。

 長崎県との決勝でゴールを決めた山内健勝さんは「ただただうれしい。ピンチの場面は何度もあったが気持ちで負けなかった。チームで戦うことができた」と振り返った。

 主将の座間味大喜さんは初めて出場した昨年の大会で優勝に一歩届かず悔しい思いをした。「この1年で選手一人一人の技術を高めた。試合ではパスのコンビネーションがとても合って感動した」と笑顔を見せた。那覇空港で座間味さんを出迎えた母幸江さんは「目標がかなえられて良かった」と話した。