ブラウン献身、体張る 黒子役で周囲を援護 CS準々決勝第2戦


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第4Q 体を張って激しくディフェンスをするアイラ・ブラウン(左)

 試合開始早々に決まった古川孝敏の先制点を援護したのはアイラ・ブラウンのスクリーンだった。さらに、スチールを決めて並里成の速攻で7点目につなげるなど、体を張った堅実な守備が光った。「今日は、細かい部分を徹底した。自分が陰の部分をやることで他の選手が生きてくるし、それでチームプレーが成功すればうれしい」と笑顔を見せた。

 名古屋Dのジャスティン・バーレルやヒルトン・アームストロング、相手主将の張本天傑のドライブに対して、キングスの外国籍選手とともに正面から体をぶつけて進入を遅らせた。「自分が相手の体力を削ることでタフショットになる」と役割を徹底した。

 攻撃時も古川や田代直希を生かすため、フィジカル勝負で大奮闘。橋本竜馬はブラウンが攻撃時に相手を押し込みながらゴール下へ食い込む働きを「疲れがたまるが、そこまでやってくれたことが良かった」と、献身的なプレーに感謝した。

 3得点と目立たなかったが、第1戦の反省を生かして縁の下の力持ちとして勝利をけん引した一人。ファンの大歓声を力に換えて「楽しむことを忘れず、佐々宜央HCがこだわる細かい部分を徹底し、守備が第一だとマインドセットして戦いたい」と第3戦に向かう。
 (嘉陽拓也)


 プロバスケットボールBリーグのチャンピオンシップ準々決勝は28日、全国各地で行われた。琉球ゴールデンキングスは沖縄市体育館で名古屋ダイヤモンドドルフィンズと対決した。前日は大敗したキングスだが第1クオーター(Q)から主導権を握ると、古川孝敏が計26得点と大活躍し、77―53で大勝した。キングスと名古屋Dは1勝1敗となったため、29日午後7時40分から同体育館で第3戦を行う。2連覇を目指すA東京は新潟に71―68で競り勝ち、2連勝で準決勝進出を決めた。馬場雄大がチーム最多17得点と活躍した。初優勝を狙う千葉は富山を96―85で振り切り、2連勝で4強入りした。

▽準々決勝第2戦(沖縄市体育館、3461人)
キングス(西地区1位)1勝1敗
 77―53(18―19,12―16,32―12,15―6)
名古屋D(西地区2位)1勝1敗

 【評】開始早々、狙い通りの攻撃が決まりスタートダッシュを決めたキングス。ヘルプやゴール下の守備を固めるも、連係から飛び込んでくる相手日本人選手の活躍を許し主導権は握れない。ミスはあるが27日の敗戦とは異なり、チームの一体感を常に維持していると、第3Qには連係から古川が立て続けに点を奪う。第3Qだけで一気に32点を積み上げたキングスが逆転して振り切った。