社会

骨髄提供 経験者語る あす夜ROK 出演者ら思い一つに 阿利さん「選択肢知って」

骨髄提供ドナーに関する番組の収録を終え、笑顔を見せる司会の「なおぴん。」さん(左)と前仲美由紀さん=4月24日、那覇市のラジオ沖縄

 ラジオ沖縄(ROK)は3日、骨髄提供について経験者が語り合う番組を放送する。ドナー経験のあるパーソナリティー、血液の病気で親を亡くしたディレクター、患者の役に立ちたいという意思は強いが体調面でドナー登録できないパーソナリティーの思いが交錯し、1本の番組につながった。

 前仲美由紀さん(46)が2月、自身のドナー経験を語る番組を制作したことがきっかけとなった。今回の番組は「骨髄提供ドナーってどんなー? 第2弾」として放送する。

 司会を務めるのは「なおぴん。」こと玉那覇直美さん(48)。祖母が「血液のがん」だったと聞かされ、母親からは白血病などの血液に関する病気に注意するよう言われてきた。実際、中学生で極度の貧血になったという。

 「なおぴん。」さんは、少数者の心に寄り添いながらボランティア活動を続ける女優、東ちづるさんと親交がある。自身もボランティア精神が強く、各方面で活動しているが、体調面で条件を満たせないためドナー登録できていない。

 ディレクターの阿利貴子さん(45)は、多発性骨髄腫という血液の病気で母親を亡くした。「母の場合は移植ができない病気だったが、できる病気なら選択肢があることを知ってほしい」と、番組に懸ける熱意は強い。

 4月24日に収録があり、ドナー経験の裏側を語り合った。ドナー経験があり、前仲さんの番組を記事にした琉球新報の稲福政俊記者(36)も出演する。

 第1弾終了後、ドナーのリスクに関する不正確な情報を基に危険性を訴える意見も寄せられていることから、3人は「次は専門家を招いて番組を作りたい」という意見で一致した。

 放送は5月3日午後11時30分開始の「チャレンジラジオ」。翌4日午前7時半からの「Oyakoらじお」でも聴取者から意見を募る。
 (稲福政俊)