遺児の支援へ寄付呼び掛け サイト立ち上げ 北谷・米兵女性殺害1カ月


この記事を書いた人 大森 茂夫
被害女性の子どもたちと元夫(提供)

 沖縄県北谷町桑江で起きた米海軍兵による女性殺害事件から1カ月。被害女性の2人の子どもたちは現在、女性の元夫で子どもたちの父親と共に暮らしている。元夫の友人らが事件後、最愛の母親を失った子どもたちを支援しようとクラウドファンディングサイト「ゴー・ファンド・ミー(GoFundMe)」を立ち上げ、寄付を呼び掛けている。

 目標金額は50万ドル(約5500万円)。被害女性が子どもたちにしてあげたかったサポートや活動を応援することを目的としており、サイトでは「集まった支援金は父親が管理し、全額が2人の子どもたちの銀行口座に預けられる」としている。サイトによると、子どもたちは母親を突然亡くし、心痛を抱えているが、父親である元夫のサポートでゆっくりと元気を取り戻しつつあるという。元夫は「寄付金は子どもたちのニーズに合う財政的支援や興味関心がある分野への資金援助に利用できることを願っている」とつづっている。

 サイトには12日午後5時現在で、7382ドルの寄付が集まっている。