経済

沖縄の三大高級魚で廃校が再生 体育館に水槽 アカジン養殖 海外出荷も

体を真っ赤に変色させたアカジン=14日、大宜味村津波の紅仁

 【大宜味】養殖業の紅仁(あかじん)(大宜味村、後藤徳彦代表取締役)は14日、沖縄三大高級魚の一つ、アカジンミーバイ(スジアラ)を天然と同じように体色を赤く変化させる陸上養殖に成功したと発表した。津波小学校跡地に水槽を設置し、稚魚から約半年かけて出荷サイズの500グラム以上に成長させた。1月から泊市場に試験出荷を始めている。後藤代表は「県民が手軽に食べられるように生産量を増やしていきたい」と語った。

 紅仁は2018年6月に後藤代表が立ち上げた。統合に伴い廃校となった津波小学校を大宜味村から借り受け、体育館に15トン水槽を36基設置した。同9月に中国から活魚で輸入したアカジンの稚魚を約8千匹入れ、養殖を始めた。同様にアーラミーバイ(ヤイトハタ)も養殖している。現在、アカジン約5千匹、アーラミーバイ約3千匹を管理する。

 アカジンは県外のほか中国やシンガポールなど海外にも出荷予定で年間約1万6千匹の出荷量を見込む。

 後藤代表は「県外国外に沖縄のブランドとして誇れる産業にしていきたい」と語った。発表に同席した宮城功光大宜味村長は「村の新たな産業として大きな期待を寄せている。大宜味ブランドのアカジンとして全国、世界へ発信していく協力、支援をしていきたい」と喜んだ。









  • お知らせ


  • 琉球新報デジタルサービス







  • 他のサービス