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【沖縄】墨やペンキを用いた絵画で注目されている小波津有希さん(23)の作品が沖縄市のプラザハウス内にあるギャラリーで常設展示されている。これまでに海外での展示もあったが、常設となるのは初めて。重いダウン症があり、会話のやりとりはできないが、母の智恵美さん(60)は「いつでも鑑賞してもらえる場所に展示されることが目標だった」と喜んでいる。
設置場所は沖縄市久保田のプラザハウスショッピングセンター内にある「アート・オアシス」。ダウン症について理解を深めることを目的に「世界ダウン症の日」となっている3月21日から展示を開始した。代表の牛島博史さんによると、有希さんの作品を目的に連日、数組が来場している。
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有希さんはことしに入ってから助言を得て画材を変更するなどして、作風や仕上がりが変わった。主に水性ペンキで描いた15点が展示されている。
有希さんの作品から刺激を受け、ピアノやダンスを始めたダウン症の人たちもいるという。智恵美さんは「作品が何かしら他人に力を与えていることは有希も分かっているはず。みんなに見てもらいたい」と話した。
ギャラリーは不定休で、来場の際は問い合わせが必要。アート・オアシス(電話)098(930)1078。