秋に沖縄で「タイフェスティバル」初開催 県、数万人の集客目指す 大使館主催


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
多くの市民でごったがえすタイフェスティバルの様子=12日、東京都の代々木公園イベント広場

 在日タイ大使館主催の「タイフェスティバル」が、秋にも沖縄県内で初開催される。同フェスティバルは全国各地の都市で開催実績があり、高い集客力を誇る。東京ではこれまで20回開催され、週末などの2日開催で20万~30万人を集める。県観光振興課は「秋ごろの実施に向け昨年度からタイ側と調整している。数万人規模の集客を目指したい」と述べた。

 5月11、12の両日には東京の代々木公園でタイフェスティバルが開催された。タイ料理や雑貨など多彩な出店のほか、泡盛はタイ米が原料というつながりから、県酒造組合が泡盛を提供するブースを設置した。AKB48グループのBNK48など、タイで人気のアーティストらが出演する舞台プログラムもあり、大勢の人でにぎわった。

 県酒造組合は「東京開催に合わせた出店は2回目で、今回は2日で3千杯ほど試飲してもらい、アンケートで多くの感想をもらった。今年は沖縄開催が予定されているので泡盛のPRにつなげたい」と期待を込めた。

 宮腰光寛沖縄担当相は14日の記者会見で「秋をめどに沖縄で第1回タイフェスティバルを開催する準備が進んでいる。沖縄とタイは直行便もあり、フェスの開催を通じて友好が進み、タイ米を利用した琉球泡盛の消費拡大につながることを期待したい」と述べた。

 タイ大使館もホームページで沖縄での開催予定を紹介している。