空手を世界遺産へ 聖地・沖縄の4流派が演武を披露


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迫力ある型を披露する演武者ら=19日、豊見城市の沖縄空手会館(喜瀨守昭撮影)

 沖縄伝統空手ユネスコ登録委員会は19日、沖縄伝統空手を国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産に登録することを目的とした「沖縄伝統空手儀式」を豊見城市の沖縄空手会館で開いた。県内4流派が一堂に会して型や演武を披露。会場には空手愛好家らが駆け付け、世界遺産登録に向けて機運を高めた。

 「沖縄伝統空手演武大会」として昨年初めて行われ、今年で2回目。空手の文化的な価値を高めようと「儀式」と大会名を変更して開かれた。会で上地流は基本の型とされる三戦(サンチン)のほか、セイサンやセーチンなどを披露した。沖縄小林流空手道究道館連合会はパッサイ(大、小)、クーサンクー小などを披露した。国際沖縄少林流聖武館空手道協会はジオンや約束組手などを披露した。国際沖縄剛柔流空手道連盟は百翠蓮(ペッチューリン)やクルルンファーなどを披露した。