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「常態化していると言わざるを得ない」 沖縄県が米軍に抗議 嘉手納基地のパラシュート降下訓練

嘉手納基地でのパラシュート降下訓練について米空軍への抗議後、記者団に説明する謝花喜一郎副知事=沖縄市の嘉手納基地第2ゲート前

 【沖縄】嘉手納基地で米空軍のパラシュート降下訓練が実施されたことについて謝花喜一郎副知事は24日午前、同基地で第18航空団司令官のケース・カニングハム准将と会い「実質、常態化していると言わざるを得ない」と抗議した。

 カニングハム准将からは訓練の実施について48時間前に日本側に通知することになっており、その時点で伊江島の気象状況が悪ければ、嘉手納での実施を決めている、との説明があったという。今回は当日の伊江島の気象状況も悪く、救命ボートを出せなかったとの説明もあったという。

 実施当日の天候が回復した場合に伊江島で実施することは可能かについては、不可能ではないかもしれないが、安全面から難しいのではないかとの回答があった。

 謝花副知事は伊江島の住民の思いにも触れ「狭い場所でやることは止めてもらいたいと言う声がある」と説明。副知事は抗議後、記者団に「地元の安全に配慮しているということだったが嘉手納基地(の面積)は広いとも言っていた。国外の基地と違い、住民と隣り合わせなので、風向きで影響が出るかもしれない」と述べ、米側との間にギャップがあるとの認識を示した。【琉球新報電子版】