国際色豊かなコザならでは! 地域FMでスペイン語と日本語のラジオ番組 南米と沖縄の懸け橋に


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 【沖縄】「ブエノスディアス」「おはようございます」。沖縄市中央のFMコザでスペイン語と日本語でのラジオ番組「DUSHIGUA LATINO(どぅしぐわー らてぃーの)」を放送している。MCはメキシコ出身のファン・カルロス・ルーゴさん(58)とアルゼンチン出身のロベルト新垣さん(55)。毎週日曜午前11時から、沖縄とラテンアメリカの情報や音楽などを発信中だ。

歌で沖縄の魅力を伝える(左から)ロベルト新垣さん、KAZUさん、AKIHIROさん、くりちゃん、ファン・カルロス・ルーゴさん=26日、沖縄市中央のFMコザ

 ファン・カルロスさんは約25年前、ロベルトさんは3年前に沖縄に移住し、知人を通じて知り合った。沖縄の魅力を世界へ伝え、故郷ラテンアメリカと交流を促すため、2カ国語のラジオ番組を4月から始めた。

 番組では、沖縄で活躍する人をゲストとして招き、文化や音楽などさまざまな情報を届けている。26日は県内で笑いヨガの活動をするKAZUさんとくりちゃん、ウクレレシンガーを目指すAKIHIROさんが出演した。「島人ぬ宝」やKAZUさんが作曲した曲を合唱する場面もあった。ラテンアメリカ各国のヒット曲も紹介している。

 政治と宗教、サッカーの話題はしない。「サッカーの話はラテンアメリカでは国同士が熱くなるからね」とロベルトさん。ファン・カルロスさんは「番組を聴いて、スペイン語の勉強に役立ててほしい」と語った。

 番組は動画投稿サイト・ユーチューブで「DUSHIGUA LATINO」で検索、聴くことができる。