【辺野古問題取材班】名護市辺野古の新基地建設に抗議する「県民大行動」が1日、米軍キャンプ・シュワブゲート前で開かれた。約700人が参加し、基地建設阻止に向けて結束を確認した。ヘリ基地反対協議会の安次富浩共同代表は「現場での闘いに多くの県民の心を結集させていかねばならない」と強調。その上で「オール沖縄の闘いが本土にも広がっている。民衆のパワーを一つにして、取り組んでいこう」と全国に向けて基地建設阻止を訴えた。
登壇者らは「戦争につながる基地に反対だ」などの声を挙げた。海上で抗議活動を続けるカヌーチームのメンバーも参加し「長い闘いになるが、頑張っていこう」と海上行動への参加を呼び掛けた。
中城村から父とめい、おいら3世代の計6人で参加した新垣雄太さん(27)=会社経営=は「サンゴがあるきれいな海は、沖縄の人にとって誇れるもので残すべきだ。埋め立ては一部でまだ取り返せる。現場を少しでも見て同世代に伝えていきたい」と話した。