部品落下事故後も同型機が訓練 5日は協定を超えて深夜まで


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夜間にCH53大型輸送ヘリなどがタッチアンドゴーを繰り返す米軍普天間飛行場=4日午後8時ごろ、宜野湾市

 沖縄県浦添市立浦西中学校のテニスコートに黒いゴム製品が落下した事故を巡り、米海兵隊は米軍普天間飛行場所属のCH53Eヘリコプターのブレードテープと認めたが、5日の事故後も同型機を含めて普天間所属機の訓練は継続している。

 目撃情報などによると、部品を落下させたCH53Eは嘉手納基地から普天間近くに飛来した機体とみられ、着陸せずに旋回して北上したとみられる。

 CH53Eの同型機は事故発覚後の4日夜も訓練を実施。普天間飛行場で離着陸やタッチ・アンド・ゴー訓練をしていた。5日も変わらず訓練が行われており、同型機が同日午後11時ごろまで、航空機騒音規制措置(防音防止協定)を超えて飛行する姿が確認された。