海人のまちに熱気 大漁と航海安全を願う「糸満ハーレー」


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糸満ハーレーのフィナーレを飾るアガイスーブで競い合うこぎ手ら=6日、糸満漁港中地区(ジャン松元撮影)

 【糸満】旧暦5月4日のユッカヌヒーの6日、大漁と航海安全を祈願する「糸満ハーレー」(同行事委員会主催)が糸満漁港中地区で開かれた。ハーレーシンカ(こぎ手)たちが勇壮なエーク(かい)さばきを見せ、会場は熱気に包まれた。

 糸満の古い集落「西村」「中村」「新島」が競い合う幕開けの御願(うぐぁん)バーレーは、西村が勝った。青年団と約2150メートルを競うクライマックスのアガイスーブで新島が勝利を収め、新島が2年ぶりに総合優勝を果たした。アガイスーブで新島の1番エークを務めた上門悠輝さん(25)は「これまで培ってきたものを次の世代につなげながら来年は新記録を目指したい」とさらなる抱負を語った。