第一牧志公設市場で感謝のせんべろ 現市場の営業は16日まで


この記事を書いた人 Avatar photo 瀬底 正志郎
公設市場感謝祭の「せんべろ」でリフレッシュする勤め帰りの会社員ら=7日夕、那覇市の第一牧志公設市場

 老朽化により建て替えられる第一牧志公設市場(那覇市松尾)の感謝祭が7日、同市場で始まった。市場2階の飲食店業者が中心となり、千円で飲み物2杯と食べ物1品が楽しめる「せんべろ」を初めて行っている。9日まで。

 実行委員長を務める食堂「あだん」の具志沙織さん(42)は「県民の中にもまだ市場に来たことがない人がいると思う。この機会に多くの人に来てほしい」と呼び掛けた。ビールと天ぷらを味わっていた宮里昭慶さん(32)は「今の市場がなくなるのは寂しさもあるが、仮設市場や新しい市場も地元の人が触れ合える場になってほしい。何かイベントもしたい」と話した。
 8、9の両日は正午から午後8時まで開催する。現市場での営業は16日に終わり、7月1日に現市場近くの旧にぎわい広場に仮設市場が開業する。2022年度に現在と同じ場所に新市場が完成する予定。