サバニを担いで地域繁盛願う 沖縄・石垣市で海神祭


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「フナ」「クヤ」と掛け声を掛けながらサバニを担いで運ぶ北部漁友会のメンバーら=6日、石垣市伊原間

 【石垣】石垣市伊原間の船越漁港で6日、海神祭「第21回フナクヤハーリー」が開かれた。主催する北部漁友会や伊原間中学校・明石小学校の児童生徒らが「フナ」「クヤ」の掛け声を掛けながらサバニを担いで運んだ伝統の風習を再現し、豊漁や航海安全、地域の繁栄を願った。

 平久保半島の付け根にあり、東の浜から西の浜まで200メートルほどしかない船越の漁師は、風向きに合わせて出港場所を決め、船を担いで運んでいたという。

 海神祭では日露戦争中に宮古島から石垣島までサバニで渡った「久松五勇士」にちなんだ「五勇士ハーリー」などが行われた。