美味しい農家メシはこれだ! 沖縄・八重瀬産のトマトリゾットにピーマンの塩昆布和え 農家が伝授


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トマトとピーマンを生産する「カラベジファーマー」が、簡単でおいしい野菜の食べ方を紹介したカラベジクッキング=八重瀬町具志頭の南の駅やえせ

 【八重瀬】沖縄県八重瀬町具志頭の南の駅やえせは、安心・安全でおいしい町産野菜「カラベジ」を使ったカラベジクッキングを毎月開催している。5月は「カラベジファーマー」のトマト農家・金城篤志さん(33)、美保さん(30)夫妻と、ピーマン農家の諸見謝慎さん(30)が「若手農家さんが教える“ヒミツ”の農家飯」と題し、自宅での調理法を紹介した。町民ら10人が参加し、簡単でおいしい野菜の食べ方を学んだ。

 町商工会は生産、安全、環境で基準を設け、環境に配慮した土作りにこだわる農家を「カラベジファーマー」として認証。生産した農産物を「カラベジ」としている。

 クッキングは、町産品を「無駄なく全て活(い)かす(むる活かさな)」をコンセプトとした「八重瀬『むる活かさな』プロジェクト」と、町カラベジプロジェクトがコラボした。

 金城さん夫妻は水を使わず、トマト1キロで作った濃厚な「100%トマトリゾット」を紹介。「トマトの種類で味が変わるので、いろいろな品種で試し、トマトのおいしさを知ってほしい」と話した。

 諸見謝さんは「5分でできる農家飯」と題し、ピーマンの塩昆布あえやグリル焼き、アツアツごま油かけなどを作った。「ピーマンは緑から赤に色が変わり、赤は甘くて栄養価が高い。八重瀬のピーマンは甘みがあるので、ぜひ食べてほしい」と語った。

 カラベジクッキングは2020年3月まで毎月第3土曜午前11時から、南の駅やえせで開催している。野菜ソムリエや食育インストラクターらが講師を務める。

 参加料2千円(カラベジ野菜など土産付き)。

 問い合わせは町役場観光商工課(電話)098(998)2101。