「きいやま商店」広報部長に 石垣市 プレミアム商品券PRへ


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プレミアム付き商品券事業の広報部長に任命された(左から)きいやま商店のリョーサ、だいちゃん、マストと、川満誠一副市長=12日、石垣市役所

 【石垣】10月に予定されている消費増税対策として市町村が発行するプレミアム付き商品券の周知を図ろうと石垣市は12日、市出身バンド「きいやま商店」を同商品券事業の広報部長に任命した。同日、市役所で川満誠一副市長がきいやま商店のメンバー3人に委嘱状を交付した。同商品券に関する同様の取り組みは県内自治体で初めて。

 プレミアム付き商品券は国の補助で自治体が発行し、地元の店舗や飲食店などで利用できる。住民税非課税世帯と、3歳半まで(2016年4月2日~19年9月30日生まれ)の子どもがいる子育て世帯を対象に、1人当たり最大で2万5千円分の買い物ができる商品券を2万円で買うことができる。

 一方で、購入に申請が必要(非課税世帯のみ)だったり、商品券を現金で購入する必要があったりすることから、市は商品券の購入・利用を促すため、子育て世帯を中心に市内で知名度が高いきいやま商店を広報の柱に据えた。

 川満副市長は「積極的に広報してほしい」と期待を寄せた。きいやま商店のだいちゃんは「一人でも多くの人にPRしたい」と意気込み、ライブMCなどでアピールしたいとした。

 商品券販売期間は10月1日~20年1月31日で、有効期限は同2月29日まで。市によると約1万6千人の市民が対象となる予定。