「宮古島を意識して描いた」 たぶろう美術協会の全国公募展で沖縄・宮古島市の女性の作品が最高賞


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第54回たぶろう展で内閣総理大臣賞を受賞した宮古島の西里恵子さん=15日、東京都の国立新美術館

 【東京】たぶろう美術協会主催の第54回全国公募展の授賞式が15日、東京都の国立新美術館で開かれた。西里恵子さん=宮古島市=の作品「オーロラとマムヤ」が内閣総理大臣賞を受けた。展示は24日まで。

 西里さんは「宮古島を意識して描いている。中でもマムヤ伝説はいつも意識している。悲劇の主人公というより、織物の名手としてものづくりの女性として位置づけて見ている。受賞でより自由にクリエートするエネルギーに転換していきたい」と喜んだ。

 西里さんを長年教えてきた、協会埼玉支部長の比嘉美津子さんは「西里さんが長年頑張っているのを見てきた。受賞して安心した」と喜んだ。クサカベえのぐ賞に伊良部映里さん=同市=が、並木治予視賞に鈴木由美子さんが選ばれた。

 このほかの沖縄関係の受賞は次の通り。(敬称略)

▽努力賞=玉城真澄▽佳作賞=ジョーダン・トニー