【国頭】沖縄県国頭村が2009年度から18年度にわたり、固定資産税の金額を誤って計算していたことが18日、分かった。家屋の評価額を計算するシステム操作の人為的ミスで680件(約893万円分)を過小に、40件(約336万円)を過大に徴収していた。村は4月8日に追加徴収や、追徴と還付両方の対象者らに文書を送付。4月末までにホームページや広報誌で誤徴収のおわびを掲載した。18日に開かれた村議会の6月定例会で、宮城久和村長が「2度と誤りのないよう複数の職員での確認体制を強化し、信頼回復に向けて全力で取り組む」と謝罪した。
村は「09年度の評価替えのシステム操作で入力漏れのミスがあった」と説明。以降、3年ごとの評価替え時にもミスに気付かず、今年3月、村民からの問い合わせで誤りが判明した。
村は還付金の支払い手続きについて「電話でATMなどに案内することはない。送付された文書に沿って手続きをしてほしい」と注意を呼び掛けている。
問い合わせは村役場住民課(電話)0980(41)5877。