社会

ビルの窓に迫る落石 2メートルの大きな岩も… 避難の従業員「怖かった」 沖縄・うるま市で土砂崩れ

3階建てのビル裏手から崩れ、落下した土砂=24日午後0時36分ごろ、うるま市大田

 月曜の朝にうるま市大田で起きた土砂崩れ。フェンスを突き破った土砂の中には、長さ2メートルはあるとみられる大きな岩もあり、ビル内の事業所の従業員は「怖かった」と語った。活発な梅雨前線の影響で沖縄地方は24日までに 6月の平年を上回る雨が降っており、向こう1週間の前半は曇りや雨の日が多い見込み。沖縄気象台は引き続き土砂災害に警戒するよう呼び掛けている。

 3階建てビルの裏手にある丘が、高さ約20メートル、幅約10メートルの範囲にわたって土砂崩れを起こした現場。ビル2階にある事業所で働く高尾佳世さん(45)によると、午前9時を過ぎたあたりから「コロコロ」と石が転がり始めた。大きな石も徐々に落下し始め「ドンッ」と音がした後、窓ガラスを割った。高尾さんらは、直前に外に出て難を逃れた。室内には細かい土砂が散らばった。

 外には長さ2メートルはあるとみられる岩もあり、事業所の窓の前まで迫っていた。15日ごろも小規模の土砂崩れがあったといい、現場を見た市や消防職員が注意喚起をしていた。高尾さんは「自然の怖さを改めて感じた。本当に怖かった」と表情を硬くした。

 24日は同市宮城島桃原集落の市道ののり面でも土砂崩れがあったが、人的被害などはなかった。市によると地盤の緩みで倒れた木が市道をふさいでいるため、午後5時現在、通行止めとなっている。25日以降に復旧作業に着手する予定だが、現時点で復旧のめどはたっていない。

 沖縄電力によると24日午前5時20分から糸満市やうるま市の490戸が停電した。雷や風雨が原因で、最長で3時間22分後に復旧した。

 沖縄気象台によると、フィリピン東海上の熱帯低気圧が北上して27、28日ごろに沖縄地方に進む可能性があり、雨が予想される。週後半は高気圧に覆われて晴れる所もある。



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