政府は通常国会が閉幕した26日、臨時閣議を開き、第25回参院選の日程を7月4日公示、21日投開票と決めた。沖縄選挙区には「オール沖縄」側が支援する琉球大名誉教授で無所属新人の高良鉄美氏(65)とシンバホールディングス前会長で新人の安里繁信氏(49)=自民公認、公明、維新推薦=による事実上の一騎打ちの構図となっている。
米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設に伴う新基地建設の是非や経済振興策などが主要な争点となる見込み。全国的には憲法改正や消費税増税の是非で論戦が展開される見通しだ。
県関係の比例代表では、社民から前県議の仲村未央氏(47)、自民から前衆院議員の比嘉奈津美氏(60)、共産から中部地区委員会副委員長の島袋恵祐氏(32)が出馬を予定する。沖縄選挙区には、沖縄戦被害・国家賠償訴訟弁護団団長で弁護士の瑞慶山茂氏(76)と元県職員の石田辰夫氏(67)も立候補を表明している。