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元日本代表・髙原直泰の沖縄SV 開幕9連勝で単独首位 優勝とJFL昇格を射程に

沖縄SV―J.FC MIYAZAKI 全勝同士の対戦、勝ち越しのPKを決める髙原直泰=16日、大分県別府市営実相寺サッカー場(沖縄SV提供)

 サッカー元日本代表FWの髙原直泰監督兼選手がけん引する九州リーグ1部の沖縄SVが開幕9連勝と無類の強さで単独首位に立っている。リーグ参戦1年目でのJFL昇格を目指した昨季は、2位で苦杯をなめた。選手の補強はもちろんのこと、課題としていた守備の連係を改善した。9月までのリーグ日程の半分を負けなしで折り返し、今季こその優勝と昇格をはっきりと射程に捉えている。

 昨季は、JFL昇格に関わる全国社会人サッカー選手権も2回戦でいわきFC(福島)にPK負けし、昇格の可能性を失った。選手個々の能力は申し分ないが、土壇場で勝ち切れないチーム力が課題だった。

 懸念していた守備面は、J2から髙柳一誠(前レノファ山口)や西澤代志也(前栃木SC)らボランチを獲得した。「判断が落ち着いているのは安心材料」と髙原も認める安定感だ。連動した守備は、9試合でわずか3失点に抑えている。

 前半の大一番は全勝同士で迎えた第9節のJ.FC MIYAZAKI戦だった。昨季リーグ1位の相手に2点先行される苦しい展開となったが、山内達朗が左足一閃でネットを揺らし、反撃ののろしを上げる。山内のクロスに髙原が合わせて追い付くと、決勝点はPKでもぎ取った。「全員が(JFL昇格という)同じ方向を向いている。この試合を勝ちきったのは本当に良かった」(西澤)。昨季の宿敵を接戦の末に制し、より確かな自信を身につけた。

 初出場の天皇杯でも初戦突破した。順調な仕上がりのようだが、髙原は「根底の部分でチームが成長しなければならない。技術はもちろん、全てにおいて厳しさが必要だ」と気は抜かない。「JFL昇格に向けて、県民の皆さんと共にチャレンジを続けたい」と意気込む。

 SV(エスファウ)とはドイツ語で「スポーツクラブ」の意味。沖縄県を拠点とする地域に根ざしたクラブの九州での快進撃が続く。



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