【沖縄】脱走したヤクシマザル全14匹の捕獲から一夜明けた30日、沖縄市の沖縄こどもの国は3日ぶりに開園した。サルたちの健康状態に問題はなく、全14匹を展示。“お騒がせ”サルを一目見ようと多くの来場者の姿があった。こどもの国は同日から再発防止の取り組みを徹底している。
来場した子どもたちはサル舎前で「おかえり」「もう逃げないでね」と声を掛けた。南風原町から訪れた上原未来ちゃん(4)は「帰ってきてよかった」と笑顔。祖母の宮城スエ子さん(53)は「ニュースを見た孫たちが心配して気に掛けていた。近くに住んでいる人たちに被害があったら大変だった」と話した。
沖縄こどもの国では、開園前に飼育員がサルの健康状態をチェックした後、二人体制で鍵の施錠を確認した。大宜見こずえ動物園課長は「まずマニュアルを徹底し、見直しなどを含めて協議していきたい」と話した。【琉球新報電子版】