モンパチ映画 観客の涙誘う 18日まで上映


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
「MONGOL800―message―」を鑑賞後、作品のフライヤーを手に取るファン=5日午前、浦添市のユナイテッド・シネマPARCO CITY浦添

 県出身バンド、MONGOL800(モンパチ)のドキュメンタリー映画「MONGOL800―message―」(山城竹識監督)の上映が5日、サンエー浦添西海岸パルコシティ内のユナイテッド・シネマと那覇市のシネマQで始まった。3日にバンドを脱退した儀間崇さん(ギター・ボーカル)と、上江洌清作さん(ベース・ボーカル)、髙里悟さん(ドラム・ボーカル)の切実な思いで語る姿がスクリーンに流れ、上映後、涙を浮かべながら会場を後にする人がいた。

 儀間さんの大ファンだという浦崎あすかさん(20)=浦添市=は母の香さん(54)と一緒に作品を見た。あすかさんは目を潤ませながら「寂しい気持ちはあるけど、崇さんが告げた強い思いに心を打たれた」と語った。結成当時からモンパチファンの香さんは「崇さんの自分のやりたいことを大切にしながら、いつかサプライズで3人のライブを見せてくれたらうれしい」と期待を込めた。

 両館とも18日までの上映を予定している。