7月11日、コンビニ最大手セブン―イレブンが沖縄で開業した。すでに沖縄県内に店舗を構えるファミリーマート、ローソンを含め、各社とも独自商品の販売やキャンペーンを展開するなど、県内需要の取り込みに向け激烈な闘いに突入している。全国的に見てもコンビニの利用頻度が高い地域といわれている沖縄。県民の心をつかむのはどこなのか?3社の広報担当者に、お薦めの3品を上げてもらった。
◆沖縄ファミリーマート
県内最多の店舗数を誇る沖縄ファミリーマート。1987年の沖縄進出から30年以上になる。そんなファミマの広報がお薦めするのは、しむじょう三枚肉そばカップ麺&ジューシーおむすび、フラチキモンスター、サラダチキン・ブエノチキンの3品。3品のうち、チキン商品2品が食い込む。ファミマと言えば、やっぱり「チキン」。
①しむじょう三枚肉そばカップ麺&ジューシーおむすび
沖縄そばの有名店「しむじょう」監修のオリジナルカップ麺とおむすび。かつおと豚のうま味が効いたスープを再現した。
②フラチキモンスター
キャラクターになっている「フラチキ」の2倍のボリュームがあるモンスターサイズのフラチキ。袋のデザインにもこだわりが。
③サラダチキン・ブエノチキン
沖縄のチキン丸焼き専門店の味を再現。ニンニクと酢をきかせ、ハーブがほんのり香る。香ばしい味わいはやみつきに。
◆ローソン沖縄
1997年に沖縄に進出。2009年に沖縄県内スーパー最大手のサンエーと協業を開始し、市場開拓に注力してきた。そんなローソンの広報がお薦めするのは、ポーク玉子おにぎり(チキナー)、ソーメンチャンプルー、バスチーの3品。県民の「ソウルフード」2品がノミネート。地域密着が光る品ぞろえで勝負する。
①ポーク玉子おにぎり(チキナー)
県民のソウルフード「ポーク卵おにぎり」にチキナー炒めをトッピングした。ピリッとした辛みと触感がアクセントに。
②ソーメンチャンプルー
ニンジン、もやし、キャベツ、ツナとソーメンをかつおベースのだしで、さらっと炒めた沖縄の定番料理。ボリュームが人気だ。
③バスチー
クリームチーズと牛乳、北海道産生クリームで焼いたのに中はなめらかで濃厚。表面と底面の焦がしカラメルがおいしさの秘訣。
◆セブン―イレブン・沖縄
国内最大手のセブン―イレブン。47都道府県で唯一店舗がなかった沖縄に満を持して進出した。「安心」「安全」を掲げ、お総菜に力を入れる。専用工場で生産するのも売りだ。〝黒船〟セブンの広報がおすすめするのはポーク玉子おむすび(ツナマヨネーズ)、宮古島市産玄そば使用のもりそば、ブリトータコスチーズの3品。
①ポーク玉子おむすび(ツナマヨネーズ)
県民におなじみなポーク卵おにぎりを本格的な味で提供。沖縄で人気のツナマヨネーズを具として挟んだ。沖縄だけの限定販売!
②宮古島市産玄そば使用のもりそば
全国でも収穫が早く品位の高い宮古島市産のそばを使用。生産量に限りがあるため「地元の人にまず食べてほしい」と限定販売する。
③沖縄出店記念!ブリトータコスチーズ
セブンと言えばブリトー。ブリトーに沖縄のタコライスの要素を組み合わせた。辛さとチーズの組み合わせが抜群なおいしさに。