経済

【記者解説】全国屈指のコンビニ激戦区の今後は?

オープニングセレモニーでテープカットを行うセブンーイレブン・ジャパンの古屋一樹会長(右端)ら=11日午前6時40分、那覇市松山

 沖縄初進出を果たしたセブン―イレブンは、5年で250店舗という急速な拡大路線を打ち出した。国内外から沖縄を訪れる観光客数が伸び続け、人口も増加する沖縄の市場にセブンは着目し、250店舗も実現可能な数字と見る。県内はスーパーやドラッグストアの開業も多く、小売業界の競争激化は避けられない。急激な店舗の増加で供給過剰になる可能性もある。

 県内では6月に大型商業施設サンエー浦添西海岸パルコシティが開業し、今回のセブン進出など小売業者が増加する。

 県内の百貨店・スーパーの売上高は全店ベースで前年同月を上回っており、県経済の拡大が小売業者側の供給量を吸収できているとの見方もある。一方、既存店ベースでは前年割れとなる時期もある。新規出店効果で全店が伸びているのに対し、県内需要を超える供給が既存店に影響を与えているとの指摘も出ている。

 県内ではファミリーマートとローソンを合わせてコンビニ557店舗が立地する。セブンの250店舗が実現した場合は、人口10万人当たりのコンビニ数は東京を抜いて全国3位となる。セブンは事業が順調に進めば250店以上を展開する考えを示す。セブンの拡大路線が県内の小売業界に与える影響は大きく、今後の動向を注視する関係者は多い。

 コンビニ業界は24時間営業の見直しなど改革の時期にもさしかかる。全国屈指のコンビニ激戦区となる沖縄で、各社がどのような対策を進めるのか注目される。

 (平安太一)



関連するニュース






  • お知らせ


  • 琉球新報デジタルサービス







  • 他のサービス