【参院選2019 県内政党インタビュー】⑧ 国民民主党県連「辺野古以外の解決示す」 清水磨男代表


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国民民主党県連 清水磨男代表

―今参院選の意義は。

 「参院選は今の政権に対する一つの審判であり、政策への是非が基本だ。沖縄では繰り返し辺野古新基地反対の民意が示されている。沖縄の基地と経済などを巡って政府の主張に沿った候補者を選ぶのか、沖縄の民意を反映した候補者を選ぶのかが一番の争点だ」

―想定する投票率と当選ラインは。

 「知事選や県民投票と同程度の投票率が望ましい。沖縄の民意をしっかりと政府に突き付ける意味で、知事選や県民投票の得票数が一つの参考になる」

―米軍普天間飛行場の返還・移設問題の解決策は。

 「辺野古埋め立て工事は中止すべきだ。県民投票で民意は明らかになった。普天間飛行場が危険との認識は政府も持ち続けている。さらに現政権が5年以内の運用停止を約束した。まずは期限が過ぎた中で政府の無責任な状態をしっかりただしていきたい。また普天間所属部隊の機能を精査し、機能の分散移転など辺野古によらない解決策を示していきたい」

―有権者に最も訴えたいことは。

 「今回の参院選で国政野党が辺野古埋め立て中止にかじを切った。これは沖縄の民意に根差したもので、引き続き沖縄の民意を全国に広げたい。経済政策においては、勝ち組だけが勝つ経済政策ではなく、家計がしっかりと潤う政策を訴えていきたい」

―沖縄振興で最も訴えたいことは。

 「沖縄振興特別措置法が残り3年で期限切れを迎える。次の10年も継続することを前提に沖縄に裁量がある制度に拡充することだ」

―政党間の連携状況は。

 「高良鉄美候補を等しく濃淡なく推せている。知事選、県民投票を経た中で沖縄の民意は揺るがないものになった」

 (おわり)