最終盤へ演説に力 参院選、きょうから三日攻防


この記事を書いた人 Avatar photo 瀬底 正志郎
(左)街頭で支持を訴える安里繁信氏=17日午後、那覇市泉崎 (右)街頭で支持を訴える高良鉄美氏=17日午後、名護市大北

 21日投開票の参院選は18日、選挙戦最終盤の「三日攻防」に入った。沖縄選挙区(改選数1)は、自民新人でシンバホールディングス前会長の安里繁信氏(49)=公明、維新推薦、「オール沖縄」勢力が支援する無所属新人で琉球大名誉教授の高良鉄美氏(65)の2人が事実上の一騎打ちの展開で激しい選挙戦を繰り広げている。2人は17日、県内各地で演説するなど、支持拡大に奔走した。

 安里氏は17日、久米島から本島に戻り、支援団体の会合や企業の大会に出席し支持を訴えた。午後6時からは那覇市の久茂地交差点での若者街頭演説会に参加し、通行人や車に向かって手を振った。県民広場前で演説し「沖縄から新しい政治の流れを一緒につくっていこう」と訴えた。
 高良氏は17日、名護市の大南交差点での手振り活動から選挙運動を始め、通勤する人々に支持を訴えた。この日は北部地域でのスポット演説を中心に選挙運動を展開した。名護市内の演説では「民意が無視され基地建設が強行されている。民意を政権にぶつけていく」と訴えた。