台風5号、18日夜にも先島最接近 19日にも沖縄本島に


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 瀬底 正志郎

 大型の台風5号は17日午後9時現在、沖縄の南にあり、時速20キロで北北東へ進んでいる。中心気圧は992ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートル。中心の南東側650キロ、北西側500キロが風速15メートル以上の強風域となっている。今後発達しながら北上し、18日夜から19日明け方にかけて先島地方に、19日午後には沖縄本島地方に最接近する見込み。

 沖縄気象台によると、先島地方では18日から19日にかけて風速20メートルの非常に強い風が吹く見通しで、沖縄本島地方でも18日夜から強風の影響が出る見通し。19日午後9時には東シナ海に進み、中心気圧985ヘクトパスカル、中心付近の最大風速が23メートル、最大瞬間風速が35メートルになる恐れがある。
 台風周辺では雨雲が発達しており、接近前から沖縄地方では強風が吹き、波も高くなる。
 19日にかけて本島北部、中南部や宮古島、石垣島など各所で波の高さは7メートルとなる見込み。
 交通機関にも影響が出ており、17日は、石垣島と竹富島などの周辺離島を結ぶ定期船16便や泊―座間味間を結ぶ高速船4便など計44便が欠航した。
 台風が東寄りに進路を変えた場合には、18日から20日にかけて沖縄地方は警報級の大雨に見舞われる恐れがある。落雷や竜巻の被害が出る恐れもあり、気象台は警戒を呼び掛けている。