大雨の時、車の走行どうしたらいい? 「冠水道路の走行は避けて」JAFが浸水実験映像で呼び掛け


この記事を書いた人 問山栄恵
冠水路での走行を検証する映像が視聴できる日本自動車連盟(JAF)のホームページ

 台風5号が沖縄地方に接近する中、日本自動車連盟(JAF)沖縄支部は18日、車の浸水など大雨によるトラブルを防ぐために検証映像の視聴を呼び掛けている。台風や大雨の際、ロードサービスの救援依頼が増加するという。同支部は「冠水している道路は避ける」「なるべく運転を控える」などと訴えている。

 公開されている映像では、集中豪雨などで冠水した道路を想定し、セダンタイプの車両が水深30センチと、60センチの冠水路を走りきれるかどうかを検証している。結果は水深30センチは走行できたが、60センチの場合は冠水路を走りきることができず、車は停止した。同じ水深でも速度が速いほど、巻き上げる水も増えて、エンジンに水が入りやすくなるという。
  
 大雨や集中豪雨で車の浸水を防ぐポイントとして、(1)大雨の時はなるべく運転を控える(2)周囲より低い位置にある道路は避ける(3)冠水している道路は避ける―などとした。低い位置にある道路は短時間でも水位が上昇する恐れがあり、冠水している水深が浅い場合でも水中の様子が見えずに落輪する危険性が高いと指摘した。
  
 

冠水路の走行を検証するJAFのテスト映像のリンク先はhttp://movie.jaf.or.jp/details/25.html