興南と沖尚対決 高校野球県大会 きょう決勝


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興南―美里工 3回無死二塁、左方向へ安打を放ち好機を広げた西里颯 =20日、那覇市の沖縄セルラースタジアム那覇

 高校野球の第101回全国選手権沖縄大会第12日は20日、沖縄セルラースタジアム那覇で準決勝2試合を行い、第1シードの興南が美里工に4―2で勝利し、沖縄尚学が西原を8―0の七回コールド勝ちで退け、それぞれ決勝進出を決めた。大会最終日の21日は午後1時から同球場で決勝が行われる。

 興南は3年連続21度目、沖尚は5年ぶり13度目の決勝進出。両校が夏季大会の決勝でぶつかるのは1999年以来20年ぶり。

 興南は先制こそ許したが、三回に犠打や長短打を絡めて2点を奪い、早々と逆転に成功。エースの宮城大弥は二回以降に調子を上げ、14奪三振の完投で逃げ切った。

西原-沖縄尚学 6回1死二、三塁、奥原海斗の中犠飛でホームインする沖縄尚学の水谷留佳

 沖縄尚学は中軸の3連打で初回に2点を奪い主導権を握ると、その後も徐々にリードを広げた。投げては比嘉大智が西原打線を4安打に抑え、完封勝ちを収めた。