「小倉百人一首競技かるた第41回全国高校選手権大会」が19~21日、滋賀県大津市の近江神宮で開かれ、個人戦D級ブロックで、那覇国際高校競技かるた部の伊野波盛琉さん(2年)が優勝、長間朱梨さん(3年)が準優勝を果たした。
通称「かるた甲子園」と呼ばれる同大会には、本年度2403人が個人戦に参加した。名人レベルのA級から段位未取得者向けのD級まで、レベルごとのブロックに分かれた競技が行われた。段位未取得の2人は今回の入賞で初段へ昇段できることになった。
伊野波さんは21日、午前10時から午後6時過ぎまで約9時間休みなしで6試合をこなした。入部からわずか1年で頭角を現し「大差をつけられる場面もあったが気持ちを切り替えて勝利できた。これからも頑張る」と話した。長間さんは7時間半で5試合を戦ったという。高校卒業を控え「最後の大会で結果を残せてうれしい」と喜びを語った。
顧問の村中瑞乃教諭は「2年前に何も無い状態から部活を立ち上げた。ここまで堂々と戦えた生徒たちを誇りに思う」とたたえた。