平良さんら3人に 小中高生の詩 神のバトン賞


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平良佳奈さん

 県内の小中高校生を対象にした詩の賞「第17回神のバトン賞」(琉球新報社主催)の受賞作が決まった。最高賞の「神のバトン賞」には、高校の部が平良佳奈さん(首里高3年)の「放蝶」、中学校の部が平良りんさん(宮古島市立狩俣中3年)の「今日は雨の番」、小学校高学年の部は金城栄豪さん(南風原町立南風原小4年)の「ミンミンゼミ」が選ばれた。

平良りんさん

 同賞は、県出身の詩人・山之口貘の生誕100年を記念し、未来の詩人誕生への期待を込めて2003年に創設された。

 今回の応募作品総数は978編。内訳は高校の部123編、中学校の部405編、小学校高学年の部436編、小学校低学年の部14編。選考委員は山之口貘賞受賞者で詩人の市原千佳子さんとトーマ・ヒロコさんが務めた。表彰式が28日午後1時半から那覇市泉崎の琉球新報社9階会議室で開かれる。神のバトン賞受賞者、佳作入賞者による詩の朗読も行われる。

金城栄豪さん

 佳作は次の通り。(敬称略)

 【高校】當眞海音(宜野湾高3年)▽若林凌賀(宮古高3年)【中学校】宮良桜(球陽中1年)▽川満飛奈(豊見城中2年)【小学校高学年】多和田美月(天久小5年)▽上原寛武(ゆたか小6年)【小学校低学年】仲宗根亨(与那原小1年)▽宮里宗佑(辺土名小2年)