沖縄の小学5年生が暗算競技で国際大会V ぐしかわ珠算教室 凖優勝も


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
国際数学競技大会で優勝した鍛治山美莉亜さん(中央)、準優勝した末吉崇輝さん(右)、模範演技者の奥田姫夢さん=27日、うるま市赤道のぐしかわ珠算教室

 【うるま】「優数杯」国際数学競技大会が21日に香港で開催され、うるま市赤道のぐしかわ珠算教室(瑞慶覧愛塾長)に通う沖縄アミークスインターナショナル小学校5年の鍛治山(かじやま)美莉亜さん(10)が、暗算競技の小学校高学年の部で優勝を果たした。北谷第二小学校6年の末吉崇輝(たかき)さん(12)は準優勝だった。日本から初参加となった同大会で、快挙を成し遂げた。

 具志川中学校2年の奥田姫夢(ひめ)さん(14)は、参加者ら約千人の前で暗算の模範演技を披露した。大会には中国や台湾などから24団体、約800人が参加。小学校高学年の部には約90人が出場した。3人は英語読み上げ算競技全国大会の上位入賞者で、今回の優数杯では関係者の推薦を受け、出場することになった。

 鍛治山さんは「優勝できてうれしかったが、満点が取れない問題もあって悔しかった」と語った。末吉さんは「(鍛治山さんに)10点差も付けられて悔しかった」と話した。奥田さんは「大勢の人の前で緊張した。問題が解けるか心配したが正解できてよかった」とほっとした様子だった。